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前十字靭帯再建・半月板縫合術 その3
入院してすぐ
「去年の今頃って何してたのかなぁ」
とカメラロールをみていると
西さんと小川さんが 叩いて被ってジャンケンポン していました
確かこの後ボコボコに殴り合っていた気がします
カメラロールの次のページには
「僕、人が運転する車に乗ると酔っちゃうんですよねぇ」
と言いながらどこかのサービスエリアで買ったという、めちゃめちゃでかい綿菓子とソフトクリームを食べてる森島先生の写真がありました
彼の名誉の為に写真は載せないでおきましょう笑
さて、今日は麻酔から覚めてからのお話です
今のところACL手術を受けられる方にとって参考になる有益な情報はゼロだと思いますがお付き合い頂ければ幸いです
ポンポンと肩を叩かれ
「赤松くーん!終わったよー!!」
という声で目が覚めました
すると執刀していただいた先生が
「望み通り半月板残しといたで!14針縫ったわ!なかなか大変やったで!前十字靭帯も完璧や!ほな!」
とおっしゃって去っていかれました
その言葉には一切の「おごり」や「謙遜」はなく、知識と経験に裏打ちされた「自信」が伝わってきました
本来、職人(外科医の方にこの表現が適切かは分かりませんが)とはこうあるべきだなと惚れぼれしました
現代ではSNSで『拡散』や『炎上』だとかを気にしなければならないようですので、このように思っていることをバシっと表現することはなかなか難しくなってきているのかもしれません
便利なのか窮屈なのかよくわかりませんね
しかし、
SNSというものを構築したのは我々世代
SNSがあって当たり前の今の世代
この世代間には感覚のズレというものが少なからずあるのかもしれません
この「ズレ」をどのように捉えるかが我々世代にとって重要なのでしょう
現代ではSNSを通せば他の人が今何をしていて、何を考えているのかすぐに知ることができます
家族であっても友人であっても恋人であっても
いつでも
どこでも
以前、喫茶店に行った時、隣にカップルが着席しました
なんちゃらペチーノという飲み物を片手に彼らは向かい合って着席しました
彼らはそのままお話しすることなく
「じゃあ、次はカバン屋さんにプレゼント買いに行こっか!」
と言って楽しそうに席を離れました
飲み残しのペチーノが少し寂しそうでした
最近ではごく自然な光景かもしれません
この二人の時間の過ごし方を「良い」とか「悪い」なんかを言いたいのではありません
SNSのおかげで恋人同士はいつでもお互いの気持ちを確かめられるし、家族は離れていても繋がっていられるし、久しく会っていない友人にも気軽に連絡も取れる(特に今のコロナ禍ではなおさら)
「便利さ」により我々が受ける恩恵は計り知れません
その反面、私はたまに「飽和」や「過剰」を感じてしまいます
僕だけでしょうか
やっぱり
僕はデートで喫茶店に入ったらメロンソーダを頼んでハートの形したストローを2本差して飲むんだと少年マガジンの「BOYS BE…」で習ったし
家族や親戚が集まれば笑い声と泣き声がBGMのように流る中、クタクタになるまで観たこともないピカチュウのモノマネをさせられ
友人と会えば、「もう何十回同じ話してるんだよ」というネタで毎回腹がちぎれるほど笑って
時には喧嘩もするけど、やっぱり直でのふれあいが楽しいなぁと思います
でも、こんな機械音痴な僕がブログを書くようになってから患者様からたまーに
「先生、ブログみてるで」
と言っていただくことがあります
これもインターネットが
「つながり」
をつくってくれているんだなと思うと今の時代もいいもんだなと思うのです
あいかわらずどーでもいい事をダラダラと書いてしまいました
最後まで読んでくださってありがとうございました
では、みなさま今日も笑顔でいきましょう