ブログ
ケルムソルト
受験シーズンですね
この写真は僕のセンター試験の受験票です
僕は毎年、受験関連のニュースが流れるとある日の思い出が蘇ってエモくなります
今日はそんなお話
高校3年生のある日のホームルームで先生が
「明日は受験用の写真を撮るから清潔な身だしなみで来るように」
と仰いました
そうなったら居ても立っても居られない
思春期真っ只中の赤松少年は学校の帰り道に美容室に行きバチバチのパーマをかけて帰りました
僕の通っていた高校は非常に校則が厳しいことで有名で、カバンや学ランなど全身真っ黒な学生に付けられた異名は
「京橋のゴキブリ」
酷すぎるやろ
アゲハチョウに憧れていたゴキブリは毎日どのように綺麗な蝶になるかを毎日考えていました笑
毎日登校する時には校門に鬼のような先生が立っていて、少しでもゴキブリじゃない奴はそのまま体育教官室に連れて行かれてしまいます
しかし、そのタイミングが学校に入るチャンスなのです
先生が他の獲物を引き摺り回している間は校門が手薄になりますから、その瞬間にダーッと走り込めば無事学校に入れるのです
写真を撮るという当日も同じ作戦で行こうと決めて、バッチバチにヘアスタイルをキメて登校しました
しかし、なんということでしょう…
当日、校門には鬼教官がいつもより多く、しかも皆綺麗に刈り上げて来ている…
汗が止まりません
しばらく電柱に隠れて校門の様子を伺っていましたが、皆順調にゴキブリホイホイのように吸い込まれて行きます
考えても仕方ないので、宝ジェンヌのようにいつもより良い姿勢で校門を通ろうとしました
が、鬼は見逃すはずもなく僕はお仕置き部屋でしっかりと愛の鞭を受けることになりました
それからの記憶は断片的です笑
数日後に手元に届いたのは愛の鞭によってパンパンに腫れ上がった目と唇、そして原型をとどめていないヘアスタイルの赤松少年の写真
もし、この時の僕と同じ髪型にしたい人がいたらパーマをかけた後に頭をバケツにツッコミ、髪の毛を鷲掴みされながら文房具のハサミでジョキジョキに切ってもらうとこんな感じになるんでやってみてください笑
今の時代では考えられませんが、楽しい高校時代だったなと思いますし、よく先生も付き合ってくれたなと思います
ありがとうございます
この写真が面白過ぎて、大学の入学手続きにも使用しました
初めての授業では写真付きの出席簿で名前をよんでくださったのですが、英語の授業の時にケネディ先生が僕の顔を見て
「オーマイガー」
とおっしゃっていました
どういう意味やったんだろう
30年近く前の思い出にエモくなるのでした
最後まで読んでいただきありがとうございます
では、みなさま今日も笑顔でいきましょう