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院長復職のお知らせと3月の臨時休診について

2021.03.06

みなさまいかがお過ごしでしょうか

私はといいますと、先日DMでもお知らせいたしましたが

復職いたしました

記念に写真を撮ってみました

あと、制服を変えてみました

ちなみに撮影者は西さんです

一緒には絶対映ってくれません笑

けど、みんな私が不在の間頑張ってくれました

私にとって自慢のスタッフです

この写真は宝物です

私のリハビリの都合などでシフト調整が遅れてしまい3月の臨時休診のお知らせが遅くなってしまいました

大変申し訳ありません

3月は下記の日程で臨時休診をいただきます

また、獣医師の不在日をお知らせいたしますので合わせてご確認ください

3/21(日曜日)…終日休診

3/31(水)…午後の診察のみ休診(午前中は通常通り診察)

3/10(水)…院長不在の為、森島先生による診察

3/17(水)・3/24(水)…午後診察は院長不在の為、森島先生による診察

3/13(金)の午後診3/28(日)は森島先生が不在です

では、みなさん今日も笑顔でいきましょう

前十字靭帯再建・半月板縫合術 最終回(退院)

2021.02.14

毎日5階病棟ではこの2人のシャワー時間の取り合いが熾烈です

 

前十字靭帯再建手術の入院期間は数週間に及ぶことが多く、その大半がリハビリの時間に当てられます

リハビリも午前/午後それぞれ3時間ほど頑張ります

経験されたことのある方はおわかりいただけると思いますが

「結構忙しい」です

僕が入院した病院はスポーツ整形のエキスパートの先生方や理学療法士、看護師の方が多く在籍されているので、

格闘技、バレー、アメフト、ラグビー、サッカー、サーフィンなどのさまざまなジャンルのプロやトップ選手が入院しておられました

年代も様々ですが学生さんも多く、活気がありました

なかなか彼ら世代とおしゃべりする事はないので、僕にとってはとても新鮮で刺激的な入院生活となりました

例えば

流行りの音楽はもう

「CHAGE&ASKA」ではなく「なにやら髭がダンディなバンド」

であったり

「NiziU」

僕は、未だにこれをなんと読めば正解なのかもわかりません 

ただ、若者につられて毎日流行りの歌を聴いているうちに

いつのまにか僕もPerfumeを鼻歌まじりにエアロバイクを漕ぐようになっていました

慣れって本当に怖いですね

流行りのお笑いも「島田紳助」ではなく「EXIT」など第7世代が流行ってるらしく

皆「youtube」や「amazon prime」などで動画を楽しんでいます

テレビカードをしこたま購入してるのは僕くらいでした

言葉遣いも若者らしくて

「マジ」は「ガチ」

「スゲー」は「エグい」

「あわよくば」は「ワンチャン」

など、僕ら世代とは少しずつ表現も変わってきていました

言葉遣いは若者らしいというか、今風ですが

皆とても礼儀正しく、人懐っこい性格でとても好感がもてました

年齢、職業、競技など普段は全く違う環境にいる人達が

「復帰するんだ」

という同じ目標に向かって

互いに励まし合い

何気ない会話で笑い転げたり

退院の別れを寂しがったり喜んだり

自然と皆がお互いを支えあって乗り越えようと頑張っていました コロナ禍で外部との接触禁止ということもあり皆のその気持ちは、より強かったように思います

こんな入院生活を経て、怪我をして消極的だった自分が、気持ちが前向きに変われたように思います

実際、

入院直後に出された緊急事態宣言

コロナ禍による外部との接触禁止

など、入院直後は精神的にも肉体的にもかなり厳しかったです

でも、みんなの支えのおかげで乗り越えることができました

この経験は一生忘れないし、今後自分の人生の糧になってくれると信じています

 

今回手術、入院に際して

ご迷惑をおかけしているにもかかわらず、多くの励ましのお言葉をいただいた患者様方

不在の間、ご協力や温かいお言葉を頂きました近隣動物病院/二次診療施設の先生方

僕の膝を手術してくださり、退院までサポートしてくださった先生方

痛がりで怖がりの僕を励ましながらリハビリしてくださった理学療法士の皆さま

いつも優しく明るくケアしてくださった美女揃いの5階看護師さんとヘルパーさんたち

リハビリ室で共に頑張った仲間たち

そして最後に

怪我をした直後、仕事を長期離脱することに抵抗があり手術に対して消極的だった僕に

「病院は私たちが守るから安心して手術を受けて来てください」と送り出してくれたスタッフのみんな

本当に迷惑をおかけました

そして、本当にありがとうございました

私は、先日皆さまのおかげで無事に退院することができました

リハビリ通院しながら少しずつ復職いたします

まだまだご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが精一杯頑張ります

院長指名での診察ご希望の方は前日までにお電話でお問い合わせください(リハビリで不在の場合、こちらから日程調整させていただきます)

今回、自分自身の前十字靭帯再建手術の経験をブログに綴ってきましたが、そろそろ最終回にしようと思います

長い間お付き合いありがとうございました

このブログを通じて入院中に一方的ではありましたが、患者様方と繋がりを感じることが出来たことも支えになりました

また、同じ手術を受ける方や、今なお病気や怪我と闘っておられる方に少しでも参考になれば幸いです

「また逢う日まで」

マジ、感謝 

いや、ガチで

では、みなさん今日も笑顔でいきましょう

いや、

そんじゃ、みんな今日もテンションアゲアゲでポポポポーン

前十字靭帯再建・半月板縫合術 その5

2021.02.09

写真は僕が手術の後、僕があまりにも元気がないのでスタッフのみんながZOOMのミーティングで励ましてくれているところです 

本当にありがとう

ちなみに西さんは「写真に写ると魂が抜ける」タイプなんで絶対に顔を写させてくれません

草津温泉に遊びに行ったときに熱々のお湯を板でかき回す『湯もみ体験』をしました

これはシャッターチャンス!と思い、両手で板を持ちお湯を掻き回している間に

「パシャ」

と写真をこっそり撮ったつもり。。。だったのですが、西さんはそれを見逃しません

「ゴァラァァ!!!!」

こちらに気づいた西さんは湯もみの手を休めることができないので、声でこちらを威嚇してきます

あまりの恐怖に僕はシャッターを切り続け、結果12枚の西さんを写真におさめる事ができました

ですので今回のアイキャッチ画像にも西さんの姿はおさめる事ができましたが顔は写っていません

さすがです

   

もう飽きてきた方も多いかと思いますが、今回は

「前十字靭帯再建術後あるある」です

よかったら最後までお付き合いください

 

僕の周りで多かった「あるある」は

「熟睡できない」

でした

その原因は

こいつです

全十字靱帯再建術を受けると、もれなくこの固定具がついてきます

これを2週間ほどずっとつけます

ずっとです

確かに寝るときにこいつがめちゃくちゃ邪魔をします

はじめはこの装具をつけてふくらはぎの下に枕を置き足を少しあげた状態で寝返りせずにまっすぐ上を見て寝るというのです

そもそも、私は仕事で夜は仮眠程度しか取れないことも多いので普段からぐっすり寝るタイプではないのですが、それに加えて僕が

めちゃくちゃ「寝返りをうつ」

ということと

寝る時の体勢が島田珠代の壁ドン風というか、火サスの現場検証の人型の白線風というかまぁあんな体勢でしか寝られない体質のため

この装具をつけて寝るということに慣れるまでかなり時間がかかりました

さらに痛みもあり、術後2日ほどほとんど寝られず睡眠不足の極限状態になりました

3日目の夜は手が震えはじめて不安になり

ナースコールを押して看護師さんに

「み…みかん…とってください」

と言っていました

自分でも

「なんで今みかんやねん」

と思いましたが、睡眠不足の極限状態とは人をこうさせるのです

多分看護師さんも

「なんで今みかんやねん」

と思ったはずです笑

でも

「大丈夫?」

と声をかけてみかんを渡してくれました

僕は震える手でみかんを受け取りました

それを食べたのかも記憶はありません

ただ、あの時みかんを嫌な顔せず渡してくれたおかげで僕はあの日寝られたんだと思います

もしかしたらあの時、看護師さんは「みかん」だけではなく「優しさ」も一緒に渡してくださったのかもしれません

 

実は、今朝看護師さんに

「赤松さん、ブログ読んだで」

と声をかけてもらったのです

入院中にこの怪ブログをよんでくれる人がいるとは

嬉しさとびっくりと持ち前の人見知りでいつものように

「えへへ」

とハニカムだけでうまくリアクションができませんでした

けど、僕が入院中に今日のブログを読んでくれたら、5階看護師さんの『僕の好感度』が爆上がりして何かいい事があるかも知れないと思い書きました

嘘です笑

冗談は置いといて、今回の入院生活は本当に看護師さん達の明るさに助けられました

病院スタッフの方々はコロナ禍で本当に大変だと思います

いろんな負担がいつも以上にかかってることでしょう

それでも、ヘトヘトのはずなのにいつも笑顔で優しく対応してくれます

本当にありがとう

この場をかりてお礼申し上げます

まだまだ大変な時期が続くかも知れませんが、本当にみんな体調に気をつけてお仕事頑張ってください

おかげさまで私は、もう少しで復職の目処がたてられそうです

焦らず少しずつのペースでの復職かも知れませんがまた時期が決まればお知らせいたします

では、みなさま今日も笑顔でいきましょう

前十字靭帯再建・半月板縫合術 その4

2021.02.08

4週間に一回こんなお昼ご飯が出ます

外出や面会などできない入院患者にとってはとてもありがたいです

ありがとうございます

  

幸いというか、私の周りには同じ病院で同じ手術を受けた人がたくさんいるので、事前にいろいろなエピソードを聞いて手術に臨むことができました

その中でも

「術後は痛みで寝られなかった」

「尿カテの痛みは半端じゃない」

「リハビリの痛みが嫌で病院を抜け出した」

「お化けが出た」

など

やはり、痛みに関するエピソードが多かったです

しかし、なぜか僕は

「まぁ、骨に穴開けるんだから多少は痛いでしょ」

などと、痛みに関してはあまり心配していませんでした

しかし、結果は…

「痛かった」

いや

「バチくそ痛かった」

です

今日はそんなお話

   

術後は痛みもなく想像以上に順調でした

以前高校生の時に手術をした時と比較すると

「今回はすごくラクだなぁ」

なんて余裕をかましていました

しかし夜が近づくと右膝が

「ジーン、ジーン」

と存在感を放ってきました

あれ?と思ったので「痛みが出たら飲みなさい」と渡された痛み止めを飲みました

すると右膝の主張は見事おさまりました

安心して今日はゆっくり寝られたらいいなぁ なんて考えていると数時間後にまた膝が

「ジーン、ジーン」

と存在感を放ってくるではありませんか

痛み止めの内服は6時間空けなければいけないという

もしその間に治らない痛みはどうするのか?と聞くと

「坐薬を使う」というのです

これは僕にとっては大問題でした

なぜなら私は、恥ずかしさや怖さから『坐薬を入れてもらう』ということに幼い頃からかなり抵抗があり

どれだけ必要に迫られても、現在に至るまでその都度「坐薬」をしっかり拒んで生きてきました

この時点で、時計を見ると前回の内服から2時間しか経っていない

「右膝よ…自己主張が過ぎます…」

だから、今は坐薬を避けるためにも、どうにかしてこの自己主張を自力でおさめなければならないのである

目標は次回の内服が許可される4時間後

長い…

そこで思いついたのが

頭の後ろで手を組んで、斜め上を見上げながら口笛を吹いて

「僕は君のジーン、ジーンには気づいてませんよ〜 気のせいだもんね〜」

と心の中でつぶやく という

名付けて

『気づいてないですよ〜』作戦

一見すると馬鹿げた作戦だが、これがなかなか効くのです

見事、右膝の自己主張はまたどこかに隠れていきました

この作戦で一晩過ごせたら今回の入院はもはや勝ったも同然 あとはリハビリを頑張るのみだ

が、しかし

日付が変わる頃、またしても右膝の自己主張が始まった

「ジーン、ジーン」

いやいや、ナメてもらっては困る 

なんてったって、僕には『気づいてないですよ〜』作戦があるのですから

さっきと同じポーズで口笛を吹きながらつぶやいてみる

「……。」

おさまらない…

それどころか

「ジーン、ジーン」ではなく

「ガーン、ガーン」

になりはじめた

心の中が

「ざわざわ…ざわざわ…」

し始めた

作戦失敗か…

冷や汗が止まらない

口笛も激しさを増し、この時にはすでに沖縄居酒屋生ライブの指笛くらいになっていました

そもそも「気づいてないですよ〜」作戦ってなんやねん…

「気にしてないですよ〜」とつぶやいている時点でだいぶ気にしているし

などと自分自身にツッコミを入れたりして気を紛らわせますが

右膝の自己主張は一向におさまる様子は無く

「バーン!!バーン!!」

という本格的な激痛になりはじめ、この時すでに口笛は

ピーピーピーピピーピーピピーピーピーピーピーピピッ‼︎

と、サンバのカーニバルになっていました

汗だくで斜め上を見ながらサンバのカーニバルしてる人は見たことない

そんな人を見かけたら多分僕は話しかけない

痛みのイメージとしては

燃やされた竹がパーンっとはじけるというか

「骨がはじけるような感覚」 

今までに経験したことがない種類の痛みに苦しみました

それでもバカな僕は坐薬を入れてもらう事を拒み、痛みに耐えようとしました

結果無理でした

生まれてはじめて痛みで視界が歪みはじめました

たまらずナースコールを押し

私「す…すいませ…ん。い…痛い…です。」

看護師さん「入れよか?」

私「…。 …はい。」

多分、この時の「はい」は世界で一番小さい「はい」やったと思います

看護師さんがやってきてくれました

看「はい、終わったよ〜」

と気付かないうちに坐薬を入れてくれました

すると、どうでしょう

しばらくすると痛みが引いていってくれました

「こんなことならもっと早く入れてもらったらよかった…」

それ以降

坐薬に対する恥ずかしさと怖さが無くなった私は、

痛みが出はじめる度にナースコールを連打し、お尻を剥き出して

「バッチこーい!!」

状態でした

数時間前までは看護師さんから

「そんなに痛いなら坐薬入れようや」

と言われても拒否していた奴が今となってはフライング気味にナースコールを押し

「前の坐薬から8時間経ってないからまだ早い」

とおかわりを拒まれるくらいに成長しました

慣れって怖いですね

そんなこんなで2日間ほど痛みと闘いました

ただ、これだけ同じ手術を受けた多くの人にいっぺんに痛みに関するヒアリングできる機会ってなかなかないので、入院中にみんなに「痛かった?」「どれくらい痛かった?」と聞いて回りました が、その答は本当に様々です

全く痛くなかった とか 僕と同じような体験をした人とか

多分その理由は、前十字靭帯再建術といっても年齢・筋肉量・競技など様々な要因により、術名は同じでも全く同じ内容の手術はないのです

また、半月板縫合を同時に行うかどうか それが内側か外側かで痛みの出方が違うようです

僕らが日常的に行う避妊・去勢手術も個体によって全く手術は異なります

また、痛みに対する耐性はその人、その動物によって全然違います

すごく敏感な人・そうでない人

特に動物は「痛い」と口で言えませんから当院では「疼痛管理」を積極的に行ってなるべく痛みを感じさせない手術を心がけています

何が言いたいかというと 

前十字靭帯再建も半月縫合も痛いかどうかなんてやってみなきゃわかんないなと

こういってしまうと元も子もないのですが…

もし痛みがキツかったら

僕たち人間はそれを伝えることができます

だから、伝えましょう

そうすればお医者さんや看護師さんが必ずサポートしてくださいます

インターネットでの体験談で色々調べるのもいいけど

自分自身が感じて体感してそれを伝えればリアルな人間が助けてくれます

全く参考にならないかも知れませんが僕が体験して思ったことを書いてみました

少しでも参考になってくれれば幸いです

では、みなさま今日も笑顔でいきましょう

前十字靭帯再建・半月板縫合術 その3

2021.02.04

入院してすぐ

「去年の今頃って何してたのかなぁ」

とカメラロールをみていると

西さんと小川さんが 叩いて被ってジャンケンポン していました

確かこの後ボコボコに殴り合っていた気がします

カメラロールの次のページには

「僕、人が運転する車に乗ると酔っちゃうんですよねぇ」

と言いながらどこかのサービスエリアで買ったという、めちゃめちゃでかい綿菓子とソフトクリームを食べてる森島先生の写真がありました

彼の名誉の為に写真は載せないでおきましょう笑

さて、今日は麻酔から覚めてからのお話です

今のところACL手術を受けられる方にとって参考になる有益な情報はゼロだと思いますがお付き合い頂ければ幸いです

ポンポンと肩を叩かれ

「赤松くーん!終わったよー!!」

という声で目が覚めました

すると執刀していただいた先生が

「望み通り半月板残しといたで!14針縫ったわ!なかなか大変やったで!前十字靭帯も完璧や!ほな!」

とおっしゃって去っていかれました

その言葉には一切の「おごり」や「謙遜」はなく、知識と経験に裏打ちされた「自信」が伝わってきました

本来、職人(外科医の方にこの表現が適切かは分かりませんが)とはこうあるべきだなと惚れぼれしました

現代ではSNSで『拡散』や『炎上』だとかを気にしなければならないようですので、このように思っていることをバシっと表現することはなかなか難しくなってきているのかもしれません

便利なのか窮屈なのかよくわかりませんね

しかし、

SNSというものを構築したのは我々世代

SNSがあって当たり前の今の世代

この世代間には感覚のズレというものが少なからずあるのかもしれません

この「ズレ」をどのように捉えるかが我々世代にとって重要なのでしょう

現代ではSNSを通せば他の人が今何をしていて、何を考えているのかすぐに知ることができます

家族であっても友人であっても恋人であっても 

いつでも 

どこでも

以前、喫茶店に行った時、隣にカップルが着席しました

なんちゃらペチーノという飲み物を片手に彼らは向かい合って着席しました

彼らはそのままお話しすることなく

「じゃあ、次はカバン屋さんにプレゼント買いに行こっか!」

と言って楽しそうに席を離れました

飲み残しのペチーノが少し寂しそうでした

最近ではごく自然な光景かもしれません

この二人の時間の過ごし方を「良い」とか「悪い」なんかを言いたいのではありません

SNSのおかげで恋人同士はいつでもお互いの気持ちを確かめられるし、家族は離れていても繋がっていられるし、久しく会っていない友人にも気軽に連絡も取れる(特に今のコロナ禍ではなおさら)

「便利さ」により我々が受ける恩恵は計り知れません

その反面、私はたまに「飽和」や「過剰」を感じてしまいます

僕だけでしょうか

やっぱり

僕はデートで喫茶店に入ったらメロンソーダを頼んでハートの形したストローを2本差して飲むんだと少年マガジンの「BOYS BE…」で習ったし

家族や親戚が集まれば笑い声と泣き声がBGMのように流る中、クタクタになるまで観たこともないピカチュウのモノマネをさせられ

友人と会えば、「もう何十回同じ話してるんだよ」というネタで毎回腹がちぎれるほど笑って

時には喧嘩もするけど、やっぱり直でのふれあいが楽しいなぁと思います

でも、こんな機械音痴な僕がブログを書くようになってから患者様からたまーに

「先生、ブログみてるで」

と言っていただくことがあります

これもインターネットが

「つながり」

をつくってくれているんだなと思うと今の時代もいいもんだなと思うのです

あいかわらずどーでもいい事をダラダラと書いてしまいました

最後まで読んでくださってありがとうございました

では、みなさま今日も笑顔でいきましょう

前十字靭帯再建・半月板縫合術 その2

2021.02.02

で、朝起きたら予想通り紙パンツはパンツとしての原形をとどめていませんでした

パンツより手術が滞りなく終わってくれることが一番ですし、僕も大人ですので騒ぎません

緊張のあまりソワソワしてしまうので大人しく病室で寝ることにしました

しばらくすると、看護師さんがやってきて術衣に着替え歩いて手術室に向かいました

到着までの間は看護師さんがいろいろ気を遣っておしゃべりしてくれたので少し緊張が解けました

手術準備室に入ると20名近くのスタッフの方々が手際よく作業されていました

この部屋で看護師さんとはお別れして滝川クリステル似の麻酔科の先生に引き継がれました

クリステル先生も私の緊張をほぐしつつ

「確認のためお名前をフルネームでおっしゃってください」

と仰ったので、

私「ぁあかまとぅよしひろでぇすっ!!(赤松良宏です)」

と、緊張のあまり声がいつもより大きくなってしまいました

恥ずかしい…でも気のせいかな…気のせいであってくれ

でも、やっぱり私の声は相当大きかったようで、準備室にいたスタッフの方々全員がこちらに振り向きました

声…デカすぎた…

恥ずかしさが後からどんどん膨れ上がってきて顔が真っ赤になっているのが自分でもわかりました

しかし、クリステル先生は私の声の大きさを特に気にもとめず続けて確認事項を説明してくれました

まさに「おもてなし」である

私は淡々と

「はい」

「はい」

と返事をしていきます

この返事のボリュームでは誰も振り向かへんな…

じゃあ、さっき名前を告げた時のボリュームってどれくらい大きかったんやろう…

めちゃくちゃ大きかったんやろか…

こんな時にどうでもいい事がすごく気になってきてしまうのが僕の悪いところです

一生懸命説明してくれているクリステル先生にわざわざ

「さっきの僕の声のボリュームってどのくらいでした?」

なんてバカなこと聞けるはずもないので

クリステル先生が説明の終盤で

「わからないことはありますか?」

と聞いてくださったので試しに大きい声で

「ありませんっ!!」

と先程の名前を告げた時と同じくらいの大きさの声で答えました

感覚的には、王将に入って一番奥の席から厨房の大将に注文をお願いするときの「すいませーん!」くらいの強さだったと思います

するとまたスタッフの方々全員がこちらを振り向きました

さっきの声、こんなにデカかったんや…

そりゃ振り返るわな…

顔から火が出そうなくらい恥ずかったですが、クリステル先生は何も気に留めず優しく手術室へ案内してくれました

手術台に乗るよう促され、仰向けに寝そべると手際よく術衣が脱がされます

するとあの優しいクリステル先生が王将の声で

「これ、どうしたんですか!」

と、驚きを隠せない様子

クリステル先生の王将に数名のスタッフの方々の視線がこちらへ

目線の先には…

Oh my god…

忘れてた

ボロボロの紙パンツ

その後の記憶はありません

目が覚めたら手術は終わっていました

ただ、一つ覚えているのはクリステル先生がガチガチに緊張している僕の手を

「大丈夫やからね」

と声をかけながら、麻酔薬で意識がなくなるまでずっと握っていてくれたことです

このおかげで随分と緊張が和らぎ、

「さぁ、いつでもこい」

という気持ちの切り替えができました

ウチの病院でも手術や初めてのトリミングで緊張のあまり震えている動物は看護師の小川やトリマーの西が抱っこして緊張をほぐしてくれます

すると不思議と動物たちも心を許してくれて顔つきも穏やかになり身を委ねてくれます

ある動物の麻酔科の先生が

「抱っこは優秀な薬(麻酔前投薬)である」

と仰っていたのをまさに体感できたように思います

なかなか体験できないことを身をもって体験できたなぁと思います

この体験を今後の診療にも活かせるようにしたいと思います

今年は節分が2月2日ですね

毎年2月2日といえば

「猫の日」

「おぼん・こぼんのおぼん師匠の誕生日」

などで盛り上がりますが、まぁ、今年は節分に主役を譲りましょう

さて、今回の教訓は

「騒ぐと損」

です

では、みなさま今日も笑顔でいきましょう

前十字靭帯再建・半月板縫合術 その1

2021.01.31

写真のように手術直前に誤認防止のため患肢にリボンを巻いてくれます

リボンとすね毛のアンバランスが気持ち悪いですね

病院を不在にして3週間以上が経ちました

皆様にはいろいろご不便をおかけしておりますが、いかがお過ごしでしょうか

私はというと午前・午後のリハビリや回診やらで意外と時間に追われる毎日を過ごしております

今回、手術を実施する側の人間が手術を受ける立場になって初めて感じたこと・改めて気付いたことがたくさんありました

こんな貴重な体験はなかなかできないなと思い少しづつですがこのブログに綴ってみようと思います

また、今後同じ手術を受けられる方に少しでもこのブログが役に立てればと思います

まず、今回一番堪えたのがコロナ禍による面会・外出の禁止でした

数ヶ月前に知人が同じ手術を同じ病院で受けていたので前もっていろいろ教えてもらっていたのである程度の覚悟はしていたつもりでした

が、しかし一歩も外に出られない・誰とも会えないというのは想像以上にキツかったです このブログを書いている今現在はやや慣れてきたのか麻痺してきたのか元気にやってます

そんな入院生活中に起きたことを入院から退院までブログに載せてみようと思います

途中で飽きたらやめます笑

さて、入院当日はコロナの検査で陰性を確認した後、売店で指定された紙パンツ術後に使うオムツを購入して入院室へ

「あぁ、しばらくこの部屋で生活するんだなぁ」

なんて考えていると早速明日の手術までの流れを説明しに看護師の方が来られました

彼女の説明によると今日はこれから

18時に夕食

その後19時に浣腸

19時半から入浴 新しい下着と寝具に着替えて

0時からは飲食禁止

翌朝は先ほど購入した紙パンツのみ履いて看護師が持参する術衣に着替えて部屋で待機する

ということ

この説明を聞いた僕は冷や汗が止まりませんでした

なぜなら、僕は今晩の着替えのパンツを持ってきていなかったのです

というのも今日は入浴しないだろうし、術後しばらく入浴はもとより着替えも無理だろうから替えの下着は数日後に病院に到着するように手配していたのです

退院まで外出ができないので今からコンビニへ買いに行くこともできない

今日は入浴はしないでいいですと申し出るが 

「必ず入ってください」とのこと

焦りつつあるはずのないパンツを探してみますがカバンには大量に買いだめした「うまい棒」しか出てきません

ブログのパスワードといい、今回のパンツといい私は人生の半分くらいを忘れ物探しに費やしているのではないかと少し凹んでいました

そうこうしているうちに入浴の時間になりいつもより体をしっかり洗って部屋に戻ってみましたがやっぱりパンツはありません

仕方ないので今晩はオムツを履いて一晩過ごそうということで脳内会議が落ち着きました

「意外とゴワゴワするな…」

と鏡の前でモデルさんのように手を腰に当ててポーズを決めたりしてフィット感を確かめていました

するとガチャガチャと看護師さんが消灯を知らせに入ってこられました

絶体絶命

なぜこのタイミング…

僕はあまりの恥ずかしさに体が硬直してしまい言葉も出せず突っ立っているしかありませんでした

すると

看護師さん「…それ、手術後に履くやつやから今は履かんといてね もう消灯やから電気消していい? あと、そのおむつ前と後ろ逆やで」

私「…はい。」

看護師さん「なんかあったらナースコール押してね じゃあ、おやすみ」

パチッ

ガチャ

なんという無駄のない会話

相手に伝えるべき内容を全く無駄のない言葉で伝える能力

「きっとあの看護師さんは頭が良…」

いや、違う そんなことに感心している場合ではない

「あぁ、このオムツ前と後ろ逆なんか…」

いやいや、違う それでもない

あぁぁぁぁぁぁ!!俺よ!なぜパンツを忘れて困っているんですと言わない!

その一言があれば、

「パンツを忘れて困った挙句、仕方なくオムツを履いた中年男性」

なのに、言わないことにより

「557号室はオムツを前後ろ逆さまに履いてポーズ決めてるヤバい中年男性」

になっているのだ

ナースコールを押して来てもらって今の状況を一から説明しようか…

いや、ナースコールとはそんなことで使うもんじゃない

でも看護師さんは「なんかあったら押してね」と言ってくれていた

まさに今がその「なんか」ではないのか

あーだこーだ考えていると紙パンツが目にとまった

これしかないな

なぜ、はじめから紙パンツにしなかったかというと事前説明の際に

「紙パンツは術衣に着替える直前に履き替えること」

と念押しされていたのです

多分強度がそれほど強くないのでしょう

それでも何も履かないよりいいと思い紙パンツに履き替えました

「快適である」

その光景を見て咄嗟に私の頭には

「水曜どうでしょう」のサイコロ3で大泉洋ちゃんが電車内で紙パンツを履いているシーンが思い浮かんだ

そうなるとどうしてもやってみたくなるのが強度チェック

水や引っ張る力にどれだけこの紙パンツは耐えられるのか

ちょっと水をかけてみたり

グングンと引っ張ってみる

「ボロボロである」

5分もかからなかった

もはやパンツとして機能していない

昔から触るなと言われたものには必ず触り、行くなと言われた場所には必ず行って怒られて来ました

この歳になっても同じようなことをして、一人で困っているとは

考えても仕方ないので寝ることにしました

そんな初日のお話

しかし、大変なのはこれからだということはこの時は知る由もなかったのです

このペースだとブログ更新より退院の方が先になりそうです

また更新します

さて、今回の教訓は

「紙パンツの強度を過信するな」

です

最後まで読んでくださってありがとうございました

では、みなさま今日も笑顔でいきましょう

1月 緊急事態宣言を受けて

2021.01.13

新型コロナウィルス感染拡大防止(緊急事態宣言の発令)を鑑み、春と同様に当面の間1日における外来件数の制限をかけさせていただくことになりました

(午前と午後の診察でそれぞれ予約枠を確保しておりますが、ご希望の日時に添えない場合もあるかもしれません)

インターネットでご予約ができない場合はお電話にて対応させていただきますので遠慮なくお申し付けください

お電話での予約受付はインターネット受付時間と異なりますので再度ご確認下さい

WEBによる受付時間 午前8:30~11:30、午後16:00~19:00

電話による受付時間 午前9:00~11:30、午後16:30~19:00

また、来院後の待ち時間の更なる短縮・患者様同士の接触機会削減のために当院より来院時間のご指定をさせていただくこともあるかもしれません

その為、順番取りの際には必ず来院者の電話番号の記入をお願いします

お車でのご来院の際は、車内で順番を待っていただくことも可能です(お電話でお呼び出しさせていただきます)

ただし具合が悪いワンちゃん・ネコちゃんや緊急の場合はこの限りではございません

お電話でご相談の上、ご来院ください

*当面の間、心臓やホルモン疾患などによる継続の「お薬のみ」を希望される場合は、順番取りシステムを使わずに直接お電話にてお知らせ下さい

前日までにお電話をいただくと、お薬処方がスムーズになります

今後の状況により一時的に完全予約制の導入も検討しております

変更などありましたら随時ブログにて発信いたします

これらの対策はあくまで新型コロナウイルス感染拡大防止/質の高い医療サービスの維持/オーナー様、ペットそしてスタッフの安全確保が目的であることをご理解ください

院長の膝の手術による長期不在が重なり皆様には大変ご不便をおかけいたします

甚だ勝手ではございますが、皆さまのご理解とご協力よろしくお願い申し上げます

当面至らぬところがありご迷惑をおかけすることもあるかもしれません

ご不明な点がございましたらお気軽にお電話にてご相談下さい

では、みなさま今日も笑顔でいきましょう

無事に終わりました

2021.01.12

皆さま、いかがお過ごしでしょうか

私はというと、先日周知させて頂きましたように前十字靭帯断裂・半月板損傷の手術を受け無事終了しました

今回の件では、たくさんの患者さまから励ましのお声をいただきました

本当に感謝の気持ちでいっぱいです

もう少し体調が回復したらまたご報告させていただきます 取り急ぎご報告させていただきました

寒さが厳しくなってきているようですので、どうか皆さまも体調にはくれぐれもご注意ください

では、みなさま今日も笑顔でいきましょう

2月の臨時休診のお知らせ

2021.01.10

みなさま、あけましておめでとうございます

2月は下記の日程で臨時休診をいただきますのでご確認ください

2月7日(日曜日)・・・終日休診

2月10日(水曜日)・・・終日休診

2月23日(火曜日・祝日)・・・終日休診

現在、関西地方でも非常事態宣言の発令の可能性が高くなっています

非常事態宣言の発令に伴い臨時の休診や1日の診察件数の制限などを設けさせていただく可能性があります

詳細が決まりましたら、またブログにてご案内いたします

院長の職場は2月上旬を予定しておりますが、こちらも詳細が決まり次第、ブログにてお知らせいたします。

当院ではかねてより新型コロナウイルス対策を実施させていただいておりましたが、ご来院される方へ改めてお願いがございます

以下の症状がある患者様はご来院をお控えいただき、お電話(072-808-7880)にてご相談ください 犬ちゃん猫ちゃんの状況を確認させていただき獣医師より折り返し連絡させていただき対応いたします

1. 37℃以上の発熱がある方

2. 風邪の症状(発熱・咳・くしゃみ・のどの痛みなど)がある方

3. 強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある方

4. 身近に新型コロナウイルス感染症の患者様や濃厚接触者がいる方

5. 政府が入国制限措置を設けている国・地域から日本へ入国後、14日間経過していない方

6. その他、体調に不安のある方

ご不明な点がございましたらお気軽にお声がけください

今後も新型コロナウイルス感染拡大防止に留意しながら質の高い医療サービスの維持/患者様・スタッフの安全確保を優先して診療させていただきます 

皆さまのご理解とご協力よろしくお願い申し上げます

では、みなさま今日も笑顔でいきましょう

院長長期不在と1月の休診日のお知らせ

2020.12.19

この度、院長が前十字靭帯断裂ならびに半月板損傷により手術・入院する事となりました

そのため1月7日から院長がおよそ4週間不在となります

*院長不在の間は森島先生が通常通り診察を行います

院長の職場復帰は2月上旬を予定しております

その他変更がありましたらこちらのブログにてお知らせいたします

突然のご報告になり皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、患者様に少しでもご不安な思いをさせぬようスタッフ全員一丸となって最大限努力いたします 

慣れない体制にご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます

ご不明な点がございましたらお気軽にスタッフまでお問い合わせください

あわせて下記の日程で臨時休診をいただきますのでご確認ください

1月1日〜3日(終日休診

1月11日(月曜日・祝日)•••終日休診

1月24日(日曜日)•••終日休診

1月15日(金曜日)・20日(水曜日)・27日(水曜日)•••午後診察のみ休診

その他スタッフ出勤日程はホームページの出勤表をご確認ください

では、みなさま今日も笑顔でいきましょう

12月ならびに年末年始の臨時休診日と院長不在日のお知らせ

2020.11.22

院内告知でもお知らせしていますが、こちらのブログでも改めて12月ならびに年末年始の休診日と院長不在日をお知らせいたします

12/16(水)…午後の診察のみ休診(午前中は通常通り診察)

12/2(水)・12/9(水)・12/23(水)…午後診は院長不在の為、森島先生による診察

12/11(金)の午後診と12/13(日)は森島先生は不在です

年末年始は下記日程で冬季休暇をいただきます

☆12月30日〜1月3日は冬季休暇の為、終日休診

※お休み前は混雑いたしますのでお薬やフードなどの注文は早めにお願いいたします

その他スタッフ出勤日程はホームページの出勤表をご確認ください

では、みなさま今日も笑顔でいきましょう

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